当社では専門家であり続ける為に整備における心構えを常に厳しく持ち整備技術の向上を目指しています。
入社後は車輌の洗車と磨きから。そして自分たちのオートバイ整備を行い基本を理解した上で整備士として経験を積みます。
"新しいことに挑戦しひたすら経験を積むこと。"
経験こそがオートバイの症状からその原因を見極める力となり、判断力となります。
またYSP川崎中央では整備士がそれぞれ使用する工具は"自分専用"です。工具に対するこだわりも各メカニック相当なものです。 その理由は修理や整備現場での経験で培った判断力とそれらの工具を使い"お預かりしたバイクをできるだけ最短の時間と コストで正常な状態に場合によってはそれ以上の状態にすること"が専門家の整備士としての使命だと考えているからです。
そのために各自使い勝手にこだわり効率の良さを追求して工夫をしながら工具を揃え使用しているのです。
私が入社したての頃に当時の社長に「どうしたら良いメカニックになれるのでしょうか?」と質問をしました。 その問いに対する答えが「新しいことに挑戦しひたすら経験を積むこと。」でした。
私が社長になった今、私もまた同じ答えを新人に対して示し方針は変わっていません。まだ何も解っていなかった自分はこんな質問もしました。
「こんな僕でも、努力すれば先輩たちを越えられるのでしょうか?」と。この質問への答えは「経験値で先輩達を越える事はできない」という厳しいものでした。
私が経験を積む時間と同じだけ先輩もさらに経験を積んでいきます。ですからいつまでも"越えること"は出来ないのです。 でも近づくことは出来る。と、そのための努力を日々惜しまず続けることが専門家として大切だと強く思います。
我々は専門家として知識はもちろんのことそれ以上に"経験によって裏づけされた技術力"が大切です。
「様々な変化に対応する為に常に新しいものに挑戦し経験を積むこと」これがYSP川崎中央の整備技術を支えてきた信念の一つと言えるでしょう。
前社長に言われた"ひたすら経験を積むこと"この言葉は自分が社長となった今も心にしっかりと刻まれています。
~楽しんで仕事をする~
当社のスタッフは個性派揃い。一人として似ている人がいません。バイクに乗ることが好きな人・磨くのが好きな人メカニズムに興味がある人・レース観戦が好きな人などなど。
ただひとつだけ共通しているのは好きな分野や受けとめ方に違いはあるものの全員がお客様と同じバイク乗りでありオートバイが大好きであるということです。
好きでなければ、そして楽しくなければ良い仕事はできない。当社はそう考えます。
お客様のバイクに接した時にご要望にお応えすることはもちろん「これがもし自分のバイクだったら…ここが気になるかな…。」と、よりバイクを楽しんでもらうために メカニック自身が"乗る人の想い"を想定し点検や整備を行っています。そして同じバイク好きとしてよりバイクを楽しむために自分のバイクでは色々なことをそれぞれが試します。
その結果説明書では得られない小さな変化にも気付くことが出来ます。そういう"経験に基づく情報"をスタッフで共有し新たな発見や楽しさに感動をしつつお客さまへの実整備に フィードバックしていくのです。当社の点検や整備内容には技術だけではなくそういった"バイクを共に楽しみたい想い"も盛り込まれているのです。
仕事でありながらも様々な発見を楽しみ感動が出来る。
どんなに辛い仕事であったとしてもそこから楽しみを見出せなければ時間の無駄でありそこから得られるものは無いのではないでしょうか?「楽しんで仕事をする。」 当社ではそんな思いも大切にしています。
~感謝の気持ちを忘れない~
私が入社してから20年近く経ちました。オートバイの世界に触れれば触れるほど多くの出会いがあり感動があります。 そして同時にオートバイに携わってきた先人達に感謝の念を日々感じずにはいられません。
メカニズムの分野でエンジン・フレーム・サスペンション・タイヤそして、全体の操安性などバイクそのものの開発や進化に尽力した人達だけではなく、 そのすばらしさを私に伝えてくれた身近な近所の知り合いや親戚・先輩・友人にも感謝をしています。
もちろんお客様から教えていただくことも多く、お客様へも本当に感謝しています。 仕事を通じて多くの方に遊び方やウンチクを教えてもらったりするたびに感動し喜びを感じてその回数は年々増え続けています(笑)。
ただひたすら夢中になってバイクで遊んでいた頃には気付けなかった事ですがオートバイの世界の素晴らしさは周囲の人達に支えられて成り立っています。
今を生きている事、生かされていることを考えれば、自然に感謝の気持ちが生まれ、自らは何の為に生き、何の為に働くのか、自分自身に与えられた使命を自覚することができます。
そして、さらに周囲の人達に貢献し続けることができると我々は考えています。